今日の出来事
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今日、日本映画専門チャンネルでやってたので(朝の10時から)観ました。
初めて知りましたが、「二十歳の原点」は「にじゅっさいのげんてん」と読むのが正しいらしい。 ずっと「はたちのげんてん」って思ってました。 原作は、60年代当時立命文学部3回生だった高野悦子さんの日記。 発売当時はすごい話題になったそうで。 それというのも、著者がその日記を残して自殺してしまったから。 私も一度だけ読みました。 読んだことは読んだけど、さっぱり記憶に残っていなかった。 いつ頃読んだんだろう? たぶん自分も二十歳のときくらいではないかと思う。 時代背景に60年代安保があって、その当時に4年制大学に進む女子はそんなにいなかったので彼女は「インテリ」って扱い。 今も立命は賢くないと入れませんが、その頃ほど女子がインテリ扱いされる訳ではありません。 そんな時代に生まれたが故の悩み、孤独、そんなこんなで彼女はちょっと精神的にまいってしまい、睡眠薬の過剰摂取ののち、鉄道自殺しちゃうんですね。 過去のレビューを見ると、映画は原作と比べると陳腐、との意見がありました。 確かにこの映画、そんなに名作扱いされてる風でもない。 私は原作をさっぱり忘れてるので、比べることもなく見れたので普通に面白かったかな。 悦子さんは学生も労働をしないといけない、との考えからレストランでバイトをします。 組合がストをするから自分も参加する気でいたら店長に「社員はストに参加するから、その分バイトの君たちが頑張ってくれ」って言われます。 闘う気満々だった筈が、素直に「はい」と答えた自分のふがいなさにどうしようもなくなる、みたいな描写がありました。 実は彼女、妻帯者の店長に恋をしてるんですねぇ。 で、店長も彼女に優しくするから、ちょっとその気になりかけ・・・ この後ドロドロの不倫が始まるのかと思いきや、そうはならず。 組合がストを起こす、その穴埋めにバイトに頑張って欲しいから、それだけの理由で優しくした、ということだった。 彼女はすごく気落ちして、やけくそで京大生とデートして、好きでもないのにSEXをする。 そしたら急にそいつが彼氏ヅラし始めて、「飯作れ」みたいなことを言う。 今の時代は気軽にやっちゃったりするけど(個人的にはイカンと思いますが)、その頃ってそんな簡単に男と寝る女って少なかったと思う。 だからこの辺の描写も「おお~」って感じじゃなかったのかと。 進んだ女って感じ? この時代の「インテリ」女子大生は考えすぎるほど考えてしまって、悩まなくていいことまで悩んでしまう、という印象。 仕送りされた学費を振り込むのに抵抗し、学費を振り込まない。これは全く意味不明。 酷な言い方をすれば、回りに流されて焦ってるようにしか見えない。 「闘争しなきゃ!」って焦り。 二十歳って、子供から完璧な大人にならなきゃって思う気持ちはよく分かる。 だから彼女も背伸びして煙草を吸ったりしてる訳で。 すごく無理してる。 そんなに無理しなくていいのに・・・って思う。 「孤独」だって思うのも「鈴木」に振られた、とうか、自分の気持ちが通じてなかったことから思うだけなら、ちょっと単純かな。 これは映画としての感想なんで、もう一度原作を読み直してみたらまた違う感想になるかもしれません。 主演の角ゆり子って初めて見ました。他にもそんなにたくさん出てる訳でもないし、消息不明っぽい女優。 菊川怜に似てる。 昔の映画を見ると、その頃の流行の服や髪型だとすごく時代を感じてしまう、つまり古臭い。 でもこの角ゆり子は、髪型はセンター分けのボブ、タートルの黒のセーターに黒のパンツで全然古くない。今そのあたりにいてもおかしくない感じ。 同級生はトンボメガネにパンタロン。これは笑える。今着るとサイケでかえってお洒落かも!? PR |
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1962/08/08
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