今日の出来事
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前に、最近ブックオフにはまってる、と書きました。
そのブックオフで買い漁ってるのが、山岸涼子のマンガ。 「テレプシコーラ」を100均で借りて読んでから、中毒のように買い捲り。 昔は「アラベスク」、「日出処の天子」など全巻持ってたなあ。 これは子供のころに読みました。 今になって読んでみると、この人のマンガってものすごく怖い。 比較的、大人になってから読んで、衝撃的な印象が残ってるのは「天人唐草」。 厳格な父親に育てられ、従順に生きてきた娘が辿る破滅の道・・・。 この何日か、山岸作品をいろいろ読んで人生考え直したね。 と、いうより、私は結構まともなんや!って安心した(笑)。 なんでかというと、何作品かに共通するテーマで、親のいいなりになってた娘の悲劇が描かれてたから。 で、私がまともなのは、親から逃げたってことで。 ずっと一緒にいたら破滅だったんだろうと。 「天人唐草」もそうですが。 「汐の声」っていうホラー漫画も、母子密着が呼ぶ悲劇を描いてる。 その中でも一番恐ろしかったのは、「夜叉御前」でした。 前半ホラーなんだけど、ラスト近くに衝撃の事実が明かされる。 そのあたりがほんまに怖い。 人の心の闇。 近親相姦ものも結構多くって、かなりゾ~っとさせられる。 よく言われる「幽霊より人間のほうが怖い」って、これ読んで実感したわ。 PR
中島義道著。
この本は、この前京都に行ったときに寄ったCOCON烏丸・shinbiで偶然見つけました。 手にとってパラパラページをめくってたら、すごく興味深い箇所がありました。 「母は父の愛のなさを40年間責め続け、さらに父が死んだ後も4年間、あいつが悪いと呟きつつ2年前に死んだ。」 「つくづく私は愛について特殊な環境にのもとにいると思う。凍りつくような冷たい家庭だったのではない。むしろ愛という言葉が氾濫している家庭であった。」 すごく矛盾する内容に興味をそそられ、買って読んでみました。 著者は「ひとを愛さないこと、愛せないことを恐れる家庭に育った」のだそうです。 父は母に40年にわたって「愛のかけらもない冷血動物!」とののしられても平然としていた、そうです。 ヒステリックに夫を糾弾する妻、それをどこ吹く風、と聞き流す夫。 そういう態度に更に憎しみが募り、際限なく罵詈雑言を夫にあびせかける妻。 それを見て育った著者はかなりのひねくれ者になったようです(--; 人に好かれる技術を身に付け、その技術により相手から好意を持たれると嫌でたまらなくなり、その人を憎んでしまう、そうです・・・ いや~大変な方ですわ。 でもこの著者の中島先生のご両親の様子の描写を読むと、まるで私とお父さん(宏一さん)みたいやわ~と思って冷や汗; このお父さんは家庭を大事にし、子供ともよく遊び、真面目な人なんだそうです。 でもその行動は、自分の役目を全うしなければならない、という義務感のみで動いていて、心が全く通ってないんだそうです。 それを家族全員が見抜いてしまっており、お母さんは決して応えてくれることのない愛情を求め続け、絶望したまま亡くなったそうです。 普通こんないいお父さんに絶望することなんてあるのか?と思いがちなんだけど、お父さんは自分の立場や役割(夫であること、父親であること)を忠実にこなせれば満足している、つまり全てにおいて自己満足であり、自己愛のかたまり。 決して妻や子供を、自分の内から溢れ出る愛で愛してるのではない。 つまり「愛することができない」人。 これってすごい恐いことですよね。 本人はそういう自覚が一切無いんだから。 でも・・・・普通はこれでやり過ごすのではないのか?とも思う。 この家族が、「愛」についてあまりにも執着し過ぎだから、表面的には何の不足もない、むしろ出来過ぎなお父さんであっても、その本質を見抜き糾弾するのかもしれません。 というより、女性はそういう感情に敏感だからかもしれません。 もしこれが反対に、完璧な妻であったとしたら、夫は何の不満もないでしょう。 自分に対しての愛がない!なんて言う訳がない。 つまり、妻は家事育児をしっかりやってくれれば何の文句もないってことです。 この前の映画「めぐり逢う時間たち」の完璧妻のエピソードが頭をよぎります。 完璧妻に夫は大満足で、妻が家を出るまで妻の不満に全く気付かない。 妻もその不満をおくびにも出してなかったけど。 これを反対にすると、完璧な夫であっても、妻はそうじゃないと見抜くんです。 女って凄いというか、恐いというか。 初めはこの感情の激しい母と私がだぶってたんだけど、途中から段々と実家の母とだぶってきました。 私が幼い頃の両親の印象は、母が激怒して泣きながら父に馬乗りになって父を叩いている、それに対して父は何の感情も示さずに本を読んでいた・・・ような光景がフラッシュバックして来ます。 なんでこのシーンしか思い浮かばないんだろう? でもすごくありありと思い浮かぶんです。 一種のトラウマ? それに似たようなこと、私もしてるなぁ・・・と思ったらゾゾっとしてきた。 歴史は繰り返すのか!? この本と母を反面教師に同じ過ちは繰り返したくない、と心に誓うのであった。
渡辺淳一センセイの新刊エッセイ。
すごいタイトル。 でもよく売れてるみたい。 数日前に「とくダネ」で紹介されてるのを見て、面食らった。 男が軟弱化してるのを憂う、みたいなこと言ってた。 つまり打倒「草食男子」(^^; 何が面食らったかというと、男性はなるべく多くの女性に声をかけるべき、一人に真剣になるとふられたらストーカー化する、などとメチャクチャな理論を展開してる。 いくらボケたおじいちゃんでも言っていい事と悪いことがある! でもよくよく考えると、その方が傷つく程度が軽いってことを薦めてるわけだから、結局男が軟弱化するんじゃないか? 反対に「草食男子の恋愛学」の森岡先生は、「多くの人にもてるのではなく、本当に好きな人と真剣に付き合うためにはどうするか」を指南している。 私は絶対後者を支持します。 軟弱そうに見える草食男子のほうが男らしいじゃないか! 渡辺センセイの言うことを真に受けたら、世の女性から総スカン喰らいます。 この部分だけ考えると、これは渡辺センセイの「銀座のホステスさん武勇伝」、つまり自慢話では? そう考えると怒りが収まり、おじいちゃんの昔の自慢話を聞いてあげる優しい気分になってきた(爆) この本を喜んで買っているのもサラリーマンのオッサンみたいだし・・・。 それと、私はこの内容(多くの人に声かける云々)は営業に置き換えるとなるほど!と思います。 私もよくやって失敗するんだけど、お店の人と仲良くなって話もよく聞いてもらえて、すっかりこっちはその気になってたら断られてしまう、ってよくあるパターン。 そういう時って、すごくあてにしてるから、他の店のアポをおろそかにしてるんだよね。 こういうことがないように出来るだけアポを取って店をストックしておく! これ営業のための本なのかも!?
以前から読んでて、ずっと読みかけだったこの本を読み終わりました。
香山リカ著。 有名な精神科のお医者さん。 もちろんペンネームで本名非公開。 ペンネームと風貌からしてまだまだ若い印象だけど、もう50近いんだよね。ほぼ同年代。 日本の根強い家族神話は、国が押し付けてるという話。 その方が介護やら福祉やらに国の金がかかるのを、個人で負担してもらえるから、という意見。 でもこれからは高齢化する日本の半数近くが独身になる、とか聞いたことあります。 結婚してても子供のいない夫婦もしるし、配偶者が死別することだってあるし。 今でも介護制度って酷いけど、これ以上酷くなるんでしょうか? それよりこの本の言いたいことは、家族に縛られる必要はないですよ、といったことだと思います。 特に母と子の関係。 母と仲が悪い私って酷い人間・・・という気持ちを「無理しなくてもいいよ」って救いを求めて読んだのが動機です。 今までずっと被害者意識でいたけど、もうひとつの発見は、母親というのも無条件で子供を愛せる訳ではない、相性もある、ってこと。 つまり母と私は相性悪いだけなんです! これを踏まえた上での関係を築いていけばいいのです。 それがなかなか出来ないのですが。
おはようございます!
朝はやはり「だんだん」から、ですね(笑) 今日はめぐみがキャバレーで歌ってました。 客に「そんな歌じゃなくて演歌歌え!」とか言われたりします(涙) それでマネージャーのコウタが「こんなとこで歌わせてごめん」とか言う訳です。 今はキャバレーではなく、キャバクラちゃうんやろか? ステージのあるキャバレーって今はそんなにないと思うし(^^; 京橋のグランシャトー!? あ、すみません、話が脱線しました。 一昨日「草食男子の恋愛学」という本を買いました。 書店ではなく、アマゾンで。 いわゆる「巣篭もり消費」ってやつです。 本屋で本を探すのも、それはそれで楽しいんだけど・・・ 時間や交通費を割かないと。 ネットで買うとそういった手間は省けるし、本を探すのも楽! 重たい本を抱えて歩かなくてもいいし。 え~、話戻して、この「草食男子」。 達樹君そのものです! 間違っても肉食系ではない。 自分に自信がなく、どうせ僕は女性に相手にされないんだ、と暗い青春を送ってる内気な男に向けて書かれた内容です。 「恋愛が出来ないと落ち込んでる間に自分を磨け。そうすりゃ自然と女が寄ってくる。」 「恋愛出来なきゃ半人前ってことは絶対にない。」 ってことが言いたいのかな。 女性と付き合ったことのない男性に対して、結構細かいアドバイスもあったりして、(初めてのデートでいきなり暗い場所に連れて行くと警戒される、とか)男の子って大変やわ~って思った。 女の子は小さい頃から少女マンガとかで恋愛を学んでいるが、男の子はある程度の年齢になると、何の予備知識も持たずに恋愛の荒波に放り出される、という記述にはすごい納得! 男は恋愛マンガやドラマはそう見ないからね。 そこで参考にするのが、女性蔑視が根本にあるエロ本やAV。 少女マンガの王子様ばかり見ている女の子と、AV女優しか見てない男の子。 これはなかなか難しい。 最近はAVどころか、アニメ、エロゲー三昧で3次元に慣れてしまい、生の女性の裸を見ると吐いてしまう男子も多いらしい・・・ NHKの番組で「将来男は消滅する」とか言ってたし。 達樹君にこの前カップラーメンをあげたら「毎日これ食ってたら精子がなくなるらしいで」とか言われました(@@) いや、そんなつもりでは・・・ |
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